OSAKA INDIE GAMES SUMMIT 2025 機材協力レポート|展示会向けミニPC「MAGNUS EN」で6ブース・7台を安定運用
| イベント名 | OSAKA INDIE GAMES SUMMIT 2025 |
| 開催日 | 2025年10月4日(土)~5日(日) |
| 会場 | コングレスクエア グラングリーン大阪 |
| 主催 | 株式会社Phoenixx/FM802/FM COCOLO |
| 協力機材 | ZOTAC MAGNUS ENシリーズ × 7台 |
『8番出口』『UNDERTALE』『Among Us』など、近年は小規模スタジオや個人開発者によるインディーゲームが世界的なヒットを記録し、ゲーム業界の重要な柱として成長を続けています。2024年上半期のSteam売上トップ10のうち8作品がインディーゲームであったとの調査報告もあり、独創的なアイデアと情熱で制作された作品が、大手パブリッシャーのタイトルと並んで評価されるようになってきました。
そうした潮流の中、BitSummit、東京ゲームショウに続き、2025年10月に大阪で初開催されたインディーゲームの祭典「OSAKA INDIE GAMES SUMMIT 2025」において、ZOTACは株式会社Phoenixxへの展示会PC機材協力を実施しました。本記事では、「関西から世界へ」をテーマに約120タイトルが出展されたこのイベントにおける、ZOTAC MAGNUS ENシリーズの展示実績と、インディーゲーム展示における展示会向けミニPC活用の優位性について詳しくレポートします。
1. OSAKA INDIE GAMES SUMMIT 2025 イベント概要
初の大阪開催となる新たなインディーゲームの祭典
OSAKA INDIE GAMES SUMMIT 2025は、「関西から世界へ」をテーマに、2025年10月4日(土)・5日(日)の2日間、大阪・梅田のコングレスクエア グラングリーン大阪で開催されました。2024年にオープンしたばかりの駅直結の高層ビルを会場とし、周辺には広大な公園も整備された明るく開放的なエリアでの開催となりました。

初日はゲーム業界関係者向けのビジネスDAY、2日目は一般来場者向けの公開日として開催され、約120タイトルのインディーゲームが出展。家族連れや子どもたち、女性の来場者も多く見られ、幅広い層がインディーゲームを楽しむ様子が印象的でした。
会場の雰囲気と来場者の反応
会場は1フロア内で2つの大きな展示スペースに分かれており、来場者は各エリアを自由に移動しながら試遊を楽しんでいました。日曜日の一般公開日には多くの来場者で賑わいましたが、ブース間のスペースも十分に確保されており、快適な展示環境が整っていました。

人気ブースでは行列ができており、約15分待つことで試遊が可能でした。展示タイトルの多くは、PC版とNintendo Switch版のマルチプラットフォーム展開を予定しており、コントローラーを使った試遊スタイルが主流でした。ZOTACのミニPCを採用したブースでは、省スペース設計により展示台上にコントローラーや装飾物を効果的に配置でき、快適な試遊環境を実現していました。

イベントハイライト
- 対戦型リアルタイムストラテジーゲーム「Jelly Troops」の大阪一決定戦を開催
- FM802の公開収録に須田景凪、MAH(SiM)らが出演
- 約120タイトルのインディーゲームを試遊可能
- スタンプラリーやPS5が当たるキャンペーンも実施
2. ZOTAC展示会向けミニPCの機材協力内容と展示実績
6ブース・計7台のMAGNUS ENシリーズを展示
ZOTACは今回、株式会社Phoenixxへのイベント向け機材協力として、MAGNUS ENシリーズのミニPC合計7台を提供しました。東京ゲームショウで使用した機材に加え、新たにEN173080CおよびEN474070Cを投入し、以下の6ブースで活用されました。ホワイトモデル1台を含む全台がENシリーズで統一され、展示台上での統一感も演出しました。
MAGNUS EN採用タイトル一覧
• NodeNexus(ブース 1-5a)
• キャットゴルフ(ブース c-5a)
• 遺跡島と旅するねこまた(ブース d-2b)
• Jelly Troops(ブース e-2ab / GYAAR Studio)- MAGNUS EN 2台使用(黒・白)
• ルナラクシア(ブース d-5a)
• 破滅のオタクブース(ブース d-4a)
実際に試遊したタイトルをピックアップ
イベント当日、実際に試遊した中から特に印象的だった3タイトルについて、詳しくご紹介します。
キャットゴルフ(ブース c-5a)
マウス操作で猫を引っ張って離し、ゴルフのように穴に入れるシンプルなアクションゲーム。ステージごとに難易度が上がる構成で、直感的な操作性から常にプレイヤーが絶えない人気ブースとなりました。MAGNUS ENのコンパクトさにより、展示台上でモニターとコントローラーを効果的に配置でき、試遊しやすい環境を実現していました。


遺跡島と旅するねこまた(ブース d-2b)
猫を操作する横スクロールアクションゲームで、プロフェッショナルなコンシューマーゲームに匹敵するグラフィック品質と操作感を誇ります。子どもの来場者に特に人気が高く、MAGNUS ENの安定した描画性能がゲーム体験の質を支えていました。開発者の方は以前からZOTAC GTX 1080のユーザーとのことで、ZOTACブランドへの信頼も伺えました。


Jelly Troops(ブース e-2ab / GYAAR Studio)
MAGNUS EN 2台(黒・白各1台)を並列配置し、ネットワーク対戦を提供した意欲的なブース展開。リアルタイムでスライムを操作し、自陣を守りながら相手陣を攻める戦略性の高いゲームで、既にNintendo Switch版もリリースされている完成度の高いタイトルです。1ゲーム約4分という適度なプレイ時間と、2台のミニPCによる対戦環境の構築が、来場者に印象的なゲーム体験を提供しました。


展示現場で確認されたZOTAC ミニPCの優位性
1. 省スペース性による展示の自由度
限られたブーススペースでも、モニター、コントローラー、装飾物をバランスよく配置可能。パソコン本体による圧迫感もなく、来場者が自然とゲームに集中できる環境を実現しました。
2. 輸送・設営の効率性
東京ゲームショウで使用した機材をそのまま大阪会場へ移動。軽量コンパクトな設計により、複数台の輸送と設営作業が容易で、イベント運営の負担を大幅に軽減しました。
3. 長時間運用でも安定する信頼性
イベント期間中、全7台が大きなトラブルもなく安定稼働。長時間の連続使用にも安定したパフォーマンスを発揮し、試遊体験の品質を維持しました。
3. 展示会向けミニPC選定のポイント – インディーゲーム展示に最適な理由
MAGNUS ENシリーズの成功から学ぶ
今回のOSAKA INDIE GAMES SUMMITでは、MAGNUS ENシリーズが6ブース全てで採用され、優れた展示環境を実現しました。この成功事例から、インディーゲーム展示における機材選定の重要なポイントが明らかになりました。
MAGNUS ENシリーズが高評価を得た理由
- 限られたブーススペースでの展示 – 小型ブースや複数タイトルを1ブースで展開する場合に最適
- 2D・軽量3Dゲームの試遊 – アクション、パズル、ノベルゲームなど、今回展示された全タイトルで安定動作を実証
- 複数会場での連続開催 – 東京ゲームショウからの機材流用が容易で、輸送と設営の効率性を実証
- 来場者視点の展示環境 – 圧迫感なくゲームに集中できる配置が可能
- 静音性 – トークイベントやプレゼンテーションと並行する展示でも問題なし
展示会における機材選定の3つの視点
ZOTACは、展示会用PC機材の協賛において、以下の3つの視点から最適な機材を提案しています。
1. ゲームの性能要件
展示タイトルの描画負荷、必要なフレームレート、解像度などを考慮し、オーバースペックにならない適切な機材を選定。
2. 展示環境とブース設計
ブースのサイズ、展示台のレイアウト、周辺機器の配置スペースを総合的に判断し、最適なフォームファクターを提案。
3. 運営効率とコスト
輸送の容易さ、設営時間、複数イベントでの再利用可能性など、イベント運営全体の効率性も考慮した機材選定を実施。
4. MAGNUS EN採用ブースからの評価とフィードバック
現場スタッフからの高評価
「やはり各ブースが狭い今回のようなイベントだと、改めてミニPCの利便性が際立つ。MAGNUS ONEだと少し大きすぎる場面もあるが、ENシリーズはちょうど良いサイズ感だった。」

「性能も安定しており、1日稼働させて大きなトラブルもなく動作し続けた。設営も楽で、運営側の負担が少なかった。」
— 株式会社Phoenixx イベント運営担当者
イベント運営側からは、MAGNUS ENシリーズの省スペース性と安定性が高く評価されました。特に、東京ゲームショウから大阪会場への機材移動がスムーズに行えたこと、設営時の取り回しの良さが、複数イベントでの継続使用における大きなメリットとして認識されています。
5. 次回展示会での機材協力のご案内
継続的なイベント支援体制の構築
ZOTACは、BitSummit、東京ゲームショウ、そしてOSAKA INDIE GAMES SUMMITと、2025年のインディーゲーム関連イベントへの機材協力を積極的に展開してきました。これらの実績を通じて、展示会向けミニPCにおける優位性と、グラフィックスカードベンダーとしての技術的な総合提案力を実証してきました。
今後も引き続き、インディーゲーム業界の発展を支援するため、用途に応じた最適な機材提案と協力体制を提供していきます。
展示会・イベント向け機材協力プログラム
ZOTACでは、インディーゲームを中心としたゲーム業界のイベント・展示会に対し、PC機材の協賛プログラムを実施しています。今回のOSAKA INDIE GAMES SUMMITでの実績を通じて、以下のような展示環境の実現をサポートしています。
機材協力で実現できること
省スペースな展示設計
限られたブーススペースでも、モニター・周辺機器を効果的に配置し、来場者がゲームに集中できる環境を構築。
安定した試遊体験
イベント期間中の長時間稼働でも安定したパフォーマンスを維持し、来場者に快適なゲーム体験を提供。
効率的なイベント運営
軽量コンパクトな設計により、輸送・設営の負担を軽減。複数イベントでの継続使用も容易。
協力機材ラインナップ
ZOTACの機材協力プログラムでは、展示タイトルの要件やブーススペースに応じて、最適な機材をご提案しています。以下は協力機材の一例です。
ZOTAC MAGNUS EN275060TC
🚀 2025年10月時点 近日発売予定
デスクトップ版GeForce RTX 5060 Ti 16GBを搭載するPCの中で世界最小クラスのモデル
わずか2.65リットルのコンパクトな筐体に、デスクトップ用GeForce RTX 5060 Ti 16GB GDDR7グラフィックスカードをフル搭載。16コアのIntel Core Ultra 7 Processor 255HXと組み合わせることで、ゲーミングやクリエイティブ作業はもちろん、ローカルAI展開においても優れたパフォーマンスを提供します。

主なスペック
- CPU: Intel Core Ultra 7 Processor 255HX (16コア)
- GPU: GeForce RTX 5060 Ti 16GB GDDR7(デスクトップ版)
- メモリー: 16GB DDR5-5600(最大96GB対応)
- ストレージ: 1TB M.2 NVMe SSD標準搭載
- 映像出力: 最大4画面出力対応
- AI性能: 総合AI性能 最大792 TOPs
- サイズ: 2.65L / 高さ62.2mm
- 接続: デュアルThunderbolt 4、UHS-II SDXCカードリーダー、デュアル2.5Gbit LAN、WiFi 7
展示会での活用メリット
ZOTAC ZBOX edge MI672
💡 2Dゲーム・ライトな3Dゲーム向け
わずか28.5mm(1.12インチ)の超薄型設計で、限られたスペースでも柔軟に設置可能
Intel Core Ultra 7 155Hプロセッサー(16コア22スレッド)と強化されたIntel ARCグラフィックスを搭載。2Dゲームやパズルゲーム、ノベルゲームなどのライトな展示に最適なコンパクトモデルです。AI専用のNPU(Neural Processing Unit)も統合され、次世代のAI対応アプリケーションにも対応します。

主なスペック
- CPU: Intel Core Ultra 7 155H (16コア22スレッド)
- GPU: Intel ARC グラフィックス(統合型)
- AI: Neural Processing Unit (NPU) 搭載
- プロセス: 最新のIntel 4プロセッシングノード
- サイズ: 超薄型 28.5mm(1.12インチ)
- OS: Windows 11対応
- 形態: Barebone(メモリー・ストレージは別途構成可能)
展示会での活用メリット
※ 展示会での協力機材は、イベントの規模や展示タイトルの要件に応じて、MAGNUS ENシリーズの各モデルから最適なものをご提案いたします。
🎮 展示会・イベント向け機材協力のご相談
ZOTACは、インディーゲーム開発者やイベント主催者の皆様を支援するため、
展示会向けPC機材の協賛プログラムを実施しています。
📋 ご相談内容の例
💡 ご相談の流れ:
お問い合わせフォームより、イベント名・開催日・展示タイトル数・ブーススペースなどをお知らせください。
内容を確認の上、最適な機材構成と協力内容をご提案いたします。
※ 内容を確認の上、3営業日以内にご返信いたします
まとめ
OSAKA INDIE GAMES SUMMIT 2025での機材協力を通じて、MAGNUS ENシリーズは限られたブーススペースでも高性能な展示環境を実現できることを実証しました。小型ながら安定した性能、優れた輸送性、そして来場者がゲームに集中できる展示設計は、インディーゲーム展示の現場において有効な選択肢となることが確認されました。
ZOTACは今後も、インディーゲームコミュニティの発展を支援するため、展示会・イベントへの機材協力を積極的に展開し、開発者とプレイヤーをつなぐ架け橋として貢献してまいります。
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