Windows OS のリカバリ―手順について – 自作PC、ZBOX日本仕様製品編

Windows 起動中の急な停電によるシャットダウンやそのほかの理由で稀にWindows のシステムファイルが破損したり、不安定になる場合があります。

この記事では一部ZOTAC ZBOXシリーズやBTO PCなどでグラフィックスカードをアップデートされた方向けにWindowsの再インストール方法をご紹介します。
※この作業ではWindows が初期化され、保存されているデータが削除されます。作業前には必要なファイルのバックアップを忘れないようにお願いします。

本稿ではUSBメモリの名称を混乱を避けるため、Windows 10 セットアップユーティリティで使用されている「USBフラッシュドライブ」に統一して表記しています。

 

手順1:インストール用メディアを作成する

1-1)Microsoft公式サイトより、Windows再インストール用データをダウンロードします。

Microsoft – Windows 10 のダウンロード
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10

上記ページにアクセスし、「ツールを今すぐダウンロード」をクリックし、インストール用メディア作成用のファイルをダウンロードします。

 

1-2)ダウンロードしたファイルを開き、Windows 10 セットアップユーティリティを起動します。

ライセンス規約を確認し、「同意する」を選択します。

「別のPCのインストールメディアを作成する(USBフラッシュドライブ、DVD、またはISOファイル」にチェックを入れ、「次へ」を選択します。

 

1-3)「このPCにおすすめのオプションを使う」にチェックを入れ、「次へ」を選択します。

 

1-4)USBフラッシュドライブまたはISOファイルを選択します。

本記事ではUSBフラッシュドライブを使用します。

 

1-5)使用するUSBフラッシュドライブを選択します。データは消去されるため、事故が起きないように関係のないUSBフラッシュドライブは抜いておきましょう。

 

1-6)Windows 10のダウンロードが始まり、USBフラッシュドライブにデータが展開されていきます。

 

1-7)USBフラッシュドライブの準備ができたら「完了」を選択します。

 

手順2:ZBOXにWindows 10をインストールする

ここではZBOXを例に取り上げますが、一般的なパソコンであればほぼ同一の手順になります。

2-1)手順1で作成したUSBフラッシュドライブをZBOX背面のUSBポートに装着します。

2-2)ZBOXの電源スイッチを押し、F8キーを押し、ブートメニューを立ち上げます。ブートデバイスは装着したUSBメモリを選択します。

 

2-3)マイクロソフトソフトウェア・ライセンス条項を確認のうえ、同意します。

 

2-4)インストールの種類を選択します。(「カスタム:Windowsのみをインストールする」を推奨)

 

2-5)OSをインストールするストレージが割り当てられていない領域になっていることを確認のうえ、「次へ」を選択。ストレージのパーティションが作られている場合などは削除して構わないデータなのを確認のうえ、パーティションを選び「削除」を選択し、画像の状態になるようにします。

 

2-6)インストールが自動で実行され、完了すると自動で再起動します。

 

2-7)再起動が完了すると地域選択画面が表示されます。この場合、「日本」を選択します。

 

2-8)キーボードレイアウトを選択します。標準のままで「はい」を押します。

 

2-9)2つ目のキーボードレイアウトを選択します。キーボードを1つしか使用していない場合はスキップを選択します。

 

2-10)接続するネットワークを選択します。ここでネットワークに接続していた場合、2-11)で説明するマイクロソフトアカウントが必須になります。

 

2-11)使用するマイクロソフトアカウントを入力します。
マイクロソフトアカウントを所持していない場合、「アカウントの作成」から作成できます。

 

2-12)マイクロソフトアカウントのパスワードを入力します。

 

2-13)PINを作成します。暗証番号のようなものでOSのログインなどの際にパスワードの代わりに入力するものです。

 

2-14)デバイスのプライバシー設定の選択をします。内容を確認のうえ、必要に応じて選択します。

 

2-15)デバイスのカスタマイズを選択します。

 

2-16)PCからスマートフォンを使用する場合の案内を選択することができます。

 

2-17)OneDriveを使用したファイルのバックアップを選択できます。

 

2-18)Cortanaを使用した作業支援の許諾を選択できます。

 

2-19)しばらくするとセットアップが完了し、OSを利用できるようになります。

 

2-20)付属のUSBメモリには各機能を利用するためのドライバが同梱されています。パソコンに接続し、順にインストールください。

 

2-21)インストールしたOSは最新版ではありません。最新の機能やセキュリティを利用するため、Windows Updateを実行しましょう。

 

以上でOSの新規インストールは完了です。

おすすめの記事

最近の投稿

人気記事

カテゴリー

関連記事