ワコム3都市クリエイター体験会レポート|ZOTACミニPC機材協力・展示会レンタル事例

 

ワコム体験会×ZOTACミニPC機材協力レポート|3都市開催のデジタル作画ワークショップ

2025年8月に鹿児島(7〜8日)、東京(16〜17日)、宮城(23〜24日)の3都市で開催された学生、クリエイター志望者向けイベント、体験会において、ペンタブレットのリーディングカンパニーである株式会社ワコムが取り組んでいる、イベント内のワークショップ運営に機材協力いたしました。各会場のワコムブースでは、ZOTACが高性能ミニPC(ZBOX)の機材協力を行い、多くのアニメスタジオやプロの現場で活用されている「Wacom Cintiq」シリーズとZOTAC機材が連携した最先端のデジタル作画環境を参加者が体験できる貴重な機会となりました。

イベント概要(3都市/ワコムワークショップ × ZOTACミニPC)

鹿児島会場

  • 主催: 錦江町まち・ひと・『MIRAI』創生協議会
  • イベント名: アニメワークショップ
  • 開催日: 8月7日〜8日
  • 協力: 株式会社ワコム(ワークショップ)
  • 機材協力: ZOTAC

東京会場

  • 主催: ANIME FANTASISTA JAPAN 実行委員会
  • イベント名: アニメ・ファンタジスタ・ジャパン 2025
  • 開催日: 8月16日〜17日
  • 開催地: 東京都武蔵野市
  • 協力: 株式会社ワコム(ワークショップ)
  • 機材協力: ZOTAC

宮城会場

  • 主催: 「アニメフェス仙台」実行委員会
  • イベント名: アニメフェス仙台
  • 開催日: 8月23日〜24日
  • 開催地: 宮城県仙台市
  • 協力: 株式会社ワコム(ワークショップ)
  • 機材協力: ZOTAC

各会場では、それぞれの地域特性を活かしたプログラムが展開され、ワコムがワークショップ実施やペンタブレット貸出の支援、そのワークショップ内のPC環境をZOTACが技術面からさらに支援する形でのイベント機材協力となりました。以下で詳細をまとめます。

液晶ペンタブレットの進化と現在

液晶ペンタブレット(通称:液タブ)とは

液晶ペンタブレットの歴史は意外に古く、2001年に「Cintiq C-1500X」という初の液晶ペンタブレットが登場しました。従来の一般的なペンタブレットは画面を見ながら手元を操作する必要があり、直感的な操作・描画において習熟の期間を一定程度必要でした。

しかし液晶ペンタブレットの登場により、直接液晶画面に描き込むことが可能となり、作業効率が飛躍的に向上しました。2022年より4K対応のWacom Cintiq Proシリーズも登場し、高解像度・高色域のディスプレイとWacom Pro Pen 3がクリエイターの創作活動を強力に支援しています。

Wacom Cintiqの特長

最新のWacom Cintiqシリーズでは、プロフェッショナル向けモデルで好評のWacom Pro Pen 3を採用し、紙に描く感覚に近い自然な描画体験を提供。また、ベゼルも大幅に狭くなり、より没入感の高い作業環境を実現しています。

Wacom Cintiq 16では2560×1600のWQXGA解像度、Wacom Cintiq 24では2560×1440のWQHD解像度で鮮明な表示を実現し、sRGBカバー率100%の正確な色再現により、デジタル作画に最適な環境を提供しています。

Wacom Cintiqシリーズ製品ラインナップ

Wacom MovinkPadの特長

7月末に発売されたばかりの「Wacom MovinkPad 11」は、どこでも思いついたときにすぐ描くことができる革新的なオールインワンのポータブルクリエイティブパッドです。単なるタブレットにペンを付属させたものではなく、書き味にこだわり抜いた専用設計となっており、外出先でのスケッチから本格的なデジタル作画まで幅広く対応します。Android OSを搭載し、携帯性とプロフェッショナルな機能を両立しています。

Wacom MovinkPad モバイル液晶ペンタブレット

展示会向けPC機材協力の詳細(ZOTACミニPCレンタル事例)

今回の展示会 PC レンタルにおいて、ZOTACはワコムブースでの展示特性を活かした最適な機材を提供しました。3Dコンテンツや高解像度作業に適した「ZBOX MAGNUS EN474070C」から、超薄型「ZBOX Edge MI672」まで、用途に応じて使い分けができるラインナップを用意しています。

3D向け高性能モデル:ZBOX MAGNUS EN474070C


ZOTAC ZBOX MAGNUS EN474070C/EN374070C 高性能ミニPC 製品バナー

項目 仕様
プロセッサー Intel Core i7-14700HX
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop GPU
メモリ DDR5 SODIMM × 2枚(最大64GB)
ストレージ M.2 NVMe SSD対応
サイズ 210mm x 203mm x 62.2mm(コンパクト設計)
OS Windows 11対応
用途 3Dモデリング、高解像度動画編集、複雑なエフェクト処理
特長 4K出力対応、VR対応、高負荷作業での安定性

2D向け薄型モデル:ZBOX Edge MI672


ZOTAC ZBOX Edge MI672 超薄型ミニPC 製品バナー

項目 仕様
プロセッサー Intel Core Ultra 7 155H
グラフィックス Intel Arc Graphics(メモリ 2枚組動作時)
メモリ DDR5 SODIMM × 2枚(最大64GB)
ストレージ M.2 NVMe SSD対応
サイズ 149.5mm x 149.5mm x 28.5mm
OS Windows 11対応
用途 2Dイラスト、デジタル作画、画像編集
特長 超薄型設計により省スペース展示に最適

提供機材の構成

今回の体験会では、主に2Dイラスト制作とデジタル作画が中心でした。この用途であればZBOX Edge MI672で十分対応可能ですが、ZOTACの幅広い製品ラインナップをご紹介する目的もあり、高性能モデルのZBOX MAGNUS EN474070Cも併せて提供しました。参加者には、用途に応じた最適なミニPC 展示会での機材選択の参考として、異なる性能レベルの製品を実機で体験いただきました。

この後は、取材した東京・宮城の会場レポートを中心に、具体的な活用シーンをご紹介します。

鹿児島会場レポート:次世代クリエイター育成の場

鹿児島県錦江町で開催された「アニメワークショップ」は、今年で4回目となる町主催の次世代クリエイター育成を目的としたイベントです。町内の小中学生14名が参加し、ペンタブレットやパソコンでデジタルアニメ制作などを体験しました。地方自治体主催のクリエイター育成を目的としたイベントにおいても、ZBOXシリーズの省スペース性と安定性が活かされ、限られた予算と空間の中で充実したデジタル創作環境を提供できました。錦江町で開催された「アニメワークショップ」の様子

※出典:錦江町公式サイト「アニメワークショップ・ICTワークショップを開催しました。」

それでは、実際に取材した東京・宮城会場の詳細をご報告いたします。

東京会場レポート:武蔵野でのデジタル作画体験とZOTACミニPC活用

東京都武蔵野市で開催された「アニメ・ファンタジスタ・ジャパン 2025」は、まさにアニメ業界の聖地での開催。武蔵野市内にはSTUDIO4℃、タツノコプロ、TRIGGER、Production I.Gなど名だたるアニメスタジオが本拠を構えています。

アニメ・ファンタジスタ・ジャパン 東京会場の外観と来場の様子

実力派アニメーター西野理惠氏による実践指導

2日間の「デジタル作画講座」は、1セッション90分・定員9名の体験形式。クリップスタジオを用いたアニメーション制作体験では、基本から高度なテクニックまでプロならではの視点で指導が行われました。

東京会場でワコム液晶タブレットを使ったデジタル作画講座の指導風景

▲ 実力派アニメーター西野理惠氏による実践指導の様子
呪術廻戦、忘却バッテリー、終末のワルキューレなど多数の作品に参加しているアニメーターが参加者一人ひとりに丁寧にアドバイス

ここでは主にZBOX Edge MI672が活用され、2Dアニメーション制作に最適な環境を構築。90分という十分な時間を確保することで、講師からきめ細かい個別指導を受けられ、参加者は集中して原画から動画を描くアニメーターの作業を熱心に取り組んでいました。

アニメ・ファンタジスタ・ジャパン東京会場で液晶タブレットを使って制作に集中する参加者

▲ 東京会場でのデジタル作画講座の様子
90分のセッションで参加者は集中してアニメーション制作に取り組む

ZBOXの真価:省スペースと視界の確保

すべての機材がテーブル上で完結することに多くの参加者が驚きました。特にEdge MI672の薄さ(28.5mm)は、視界を遮らず机上を広く使える点で展示会 PC レンタルに最適です。

東京会場で展示されたZOTAC Edge MI672とワコム液晶タブレットの省スペース設置例

▲ ZBOX Edge MI672やMAGNUS EN474070Cの設置風景
小型・薄型設計により視界を遮るPCもなくスッキリ

ZOTAC Edge MI672ミニPCとワコム液晶タブレットのクローズアップ(東京会場)

▲ ZBOX Edge MI672のクローズアップ
Intel Core Ultra 7 155Hを搭載する
高性能×薄型のミニPCを実現

仙台会場レポート:デジタル作画とセル画体験の融合

アニメフェス仙台 会場案内ポスター

宮城県仙台市で開催された「アニメフェス仙台」は、本格的な稼働としては今回が初回となる記念すべきイベント。トークショーや体験コーナーに加え、現場のプロフェッショナルと直接話ができる相談コーナーが大きな注目を集めました。

アニメフェス仙台の会場風景

▲ アニメフェス仙台 2025 相談コーナーの様子
参加者は空き時間にプロのクリエイターから業界のリアルな話を直接聞くことができました

デジタル×アナログ:新旧技術の体験比較

仙台会場はフリー入場形式。年齢層は15〜20歳が中心で、友人同士や親子連れの参加も多く、2日間で延べ約60名がデジタル作画とセル画の両方を体験しました。その様子を写真でご紹介します。

アニメフェス仙台会場でワコム液晶タブレットを使ったデジタルイラスト制作体験の様子

▲ 仙台会場でのデジタル作画体験の様子
ワコム製品とZOTACミニPCの組み合わせにより、会場でも自宅でも再現しやすい制作環境イメージが伝わりました。

店頭体験とは異なる本格的な創作体験

今回は短時間の触りではなく、作品を最後まで仕上げる前提で操作感を試す参加者が多数。初めて液晶ペンタブレットを使う方も数分でコツを掴み、熱心に制作している姿が印象的でした。

下のGIFは、仙台のご当地キャラクター「むすび丸」と思われるイラストをその場でさらりと描いた例です。

アニメフェス仙台で描かれたむすび丸のGIFアニメ例(デジタル作画体験)

▲ 仙台会場で作成されたGIFアニメの一例

アニメフェス仙台のセル画体験コーナーに展示された手描き作品

▲ 同会場で展開されていたセル画体験コーナーの様子
デジタル作画のすぐとなりではセル画の体験もできるユニークなレイアウト。アナログならではの手作業の楽しさを体験できた

アニメフェス仙台 ワコムブースとZOTACミニPCによるデジタルとアナログの体験エリア全景

▲ 用途に応じた機材選択の幅広さが参加者に好評
親子連れの来場者からは、ワコムの最新製品Wacom Movink PadのWacom Pro Pen 3の描き心地・携帯性・価格のバランスに関心が集まり、「検討したい」という声も。

展示会における電源管理と設置の優位性

長机ベースの限られたスペースでも、Edge MI672の超薄型設計なら柔軟な配置が可能。さらに電源計画では、MAGNUS EN474070Cは330W、Edge MI672は65Wと仕様が明確で、タップの許容量計算が容易です。タワー型PCのように表示と実出力の乖離に悩みにくい点も、ZBOXのイベント機材協力適性を高めています。

今後のクリエイター支援展開(展示会 PC レンタル・事前検証)

3会場での成果を踏まえ、ZOTACはアニメーター、イラストレーター、ゲーム関連クリエイターなど幅広い分野へ支援を拡大します。展示会 PC レンタルや法人向けの事前検証サービスを通じて、イベント現場での最適なミニPC 展示会構成をご提案します。

展示会向け無償レンタルキャンペーン

イベント機材協力での機材貸出、事前評価用の貸出・お見積りも無償で対応しています(活動実績の確認・台数上限あり)。

法人向け事前検証サービス

導入前の検証・評価テスト用途に、貴社ニーズに合わせたZBOX製品をご提案。過去の機材協力でも「安定した動作で来場者に良い体験を提供できた」との評価をいただいています。

📞 事前検証・イベント向け機材協力やお見積りのご相談

MAGNUS ENシリーズやEdge MI/MAシリーズの導入をご検討中の企業様、展示会・イベントでの活用をご検討の方へ。無償でご相談いただけます。

  • ✅ 法人向け事前検証サービス
  • ✅ ミニPC展示会での最適な構成提案

 

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