Windows 11対応 BIOSアップデート方法 – ZBOX編

Windows 11に対応するBIOSが現在順次提供されています。
一部製品を除き、ZBOXにWindows 11をインストールするためWindows 11の必須要件であるTPM機能を有効にするためのBIOSアップデートが必要です。
本稿ではWindows 11向けBIOSの入手先からBIOSのアップデート方法を解説します。
BIOSのアップデートは手順を誤るとZBOXが起動しなくなり、修理が必要となる場合があります。
BIOSのアップデート項目を確認の上、必要に応じてアップデートを判断ください。

まず、お手持ちのZBOX / MEKがWindows 11に対応するかどうかは以下のページを参照ください。
ZOTAC.com – 公式ブログ「Windows 11対応状況について」

 

ZOTAC Directで販売されたモデルでWindows 11に対応している機種は以下のとおりです。

ZOTAC Direct取り扱い商品:

※リンクをクリックするとBIOSダウンロードページに移動します。

BIOSアップデートを行うことで、TPM(Trusted Platform Module)は自動的に有効化されます。
お使いのPCが「Trusted Platform Module (TPM) 機能」を有しているかどうかについてはBIOSのほかにWindows内「デバイスマネージャー」→「セキュリティデバイス」内にて「トラステッドプラットフォームモジュール 2.0」記載の有無にてご確認いただけます。
「トラステッドプラットフォームモジュール 2.0」が記載されていない場合、BIOS画面内「Save&Exit」より、「Restore Default」を選択ください。設定が初期化され、自動的にTPMが有効化されます。
 

ZOTAC ZBOXシリーズの主なBIOSアップデート方法

今回はZBOX Eシリーズ EN52060VをモデルにBIOSアップデート方法を紹介します。機種によってBIOSアップデート方法は異なる場合があるので必ずBIOSファイルに同梱されている”Read Me”をご確認ください。

 

■BIOS更新方法:

手順1 最新BIOSをダウンロードします。

1.お手持ちのZBOX製品ページにアクセスし、概要欄下側の「ダウンロード」をクリックします。

 

2.ファイル選択内ファイル種類から「BIOS」を選択し、「結果表示」をクリックします。

3.新しいバージョンのBIOSが表示されていることを確認の上、「ダウンロード」をクリックします。

 

4.ダウンロードしたファイルの中身をご確認ください。必ずここで「Readme.txt」の内容が本稿と同一かご確認ください。

 

手順2 BIOSアップデート用の USB メディアを作成し、アップデートを実行します
  1. FAT32でフォーマットされたUSBメモリを用意し、ZIPファイル内のすべてのファイルをUSBメモリのルートに解凍します
  2. USBメモリをBIOS更新を行なうPCのUSBポートに接続する
  3. BIOS更新を行なうPCを起動し、”DEL”キーを押してBIOS設定画面に入ります。
  4. [Boot]オプションで、”First Priority Boot Devie”を「UEFI : USB Flash Drive」に選択。[SAVE & EXIT]よりBIOSから退出します。
  5. 再起動後、改めて”DEL”キーを押してCMOSセットアップに入ります。
  6. BIOS内「Boot」オプションに移動し、「ME Update Control」を選択。「ME Debug Mode」を表示させます。
  7. [Boot]オプション内[ME Debug Mode]を[Enable]に変更します。変更が完了すると自動的にPCは再起動します。
  8. PC は USB メモリから UEFI – シェルコマンドモードで起動します。
  9. シェルコマンドに”FLASH”と入力し、BIOS書き込みが完了するまで待ちます(“”の入力は不要です。完了まで数分かかる場合があります)
  10. 写真の画面が表示されたら電源ボタンを長押しし、パソコンをシャットダウンします。電源ケーブルを抜き、15秒間待ちます。
  11. USBメモリを取り外し、PCを再起動すると、自動的に数回再起動します。この間、シャットダウンせずに、OSが起動するまでお待ち下さい。
  12. “Del”キーを押してBIOS設定画面に入り、新しいBIOS(新しいビルド日とプロジェクトのバージョン番号)に変更されていることを確認します。
  13. BIOS設定画面内「Save&Exit」より、「Restore Default」を選択ください。設定が初期化され、自動的にTPMが有効化されます。BIOSに保存されていた設定は初期化されるため、変更などをされている場合は改めて設定ください。
  14. 保存して終了し、PCを再起動します。

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